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[自炊道具編] 3000冊を自炊した経験によるオススメ7つ道具を紹介!では自炊に必要な道具を紹介してみました。
今回はその続きで、それらの道具を使った具体的な作業について写真付きで解説してみます。

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1. 裁断

まずは裁断です。
最初にやることは本のサイズを測ることです。
カバーを外して定規で横幅を計測します。
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この写真の例だと112mmです。

前回解説したように、PK-513LNを使う場合はマイナス3mmするとだいたいほどよく裁断できます。
112mmからマイナス3mmで109mmで裁断します。
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背表紙側を裁断するとこんな感じになります。
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切られた背表紙側はこんな感じです。
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裁断したらちゃんと切れているかをチェックします。
特に表表紙や裏表紙の近くはくっついていることが多いので要チェックです。
こういった部分をきちんとはがしてからスキャンしないと重送の原因になり、最悪紙が破けてしまいます。
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このように途中がくっついているケースもあるので手を抜かず全ページをパラパラとチェックしましょう。
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また、PK-513L(N)の場合一気に裁断できる枚数は100枚(200ページ)くらいです。
100枚を超える場合には先に本をカッターでばらしてあげる必要があります。

本をばらす場合の手順について説明します。
まず100枚以下になるところでページを開きます。
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この状態でカッターで少しずつ切れ目を入れていきます。
一気に切ろうとせず数回にわけて切るつもりでやると、もともと開いたところは谷型になっているのでさほど苦労せずに切り開いていくことができます。
だいたい4-5回もカッターを当てると、180度まで本が開いた状態になります。
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この状態で本をひっくり返して今度は背表紙側から切っていきます。
背表紙側から切るときはもう本が開ききっているはずなので、多少力を入れて切っても大丈夫です。
だいたい2回くらいでカットするつもりでやるとうまくいきます。
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こうして分解したら、それぞれ裁断機で裁断すればOKです。
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またハードカバーの場合には、表表紙裏表紙背表紙がくっついているので、これらをまとめてまず本から切り離し、分解して上げる必要があります。

2. スキャン設定

次はスキャン設定です。
ここではS1500の設定について解説します。
(もうiX500を使っている人もいるんでしょうね。。。)
設定内容は引き継がれるので、例えば同じ設定で自炊をし続けるのであれば設定は一度やれば大丈夫です。

設定はScanSnap Managerの設定画面から行います。
Macの場合ScanSnapのアイコンを右クリック(トラックパッドだと2本指タップなど)するとメニューが表示されるのでそこから「設定」を選択します。
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「おすすめ」「コンパクト」「きれい」「カスタマイズ」とありますが、「カスタマイズ」を選択して詳細ボタンを押します。
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まずは保存先です。
保存先タブを選択してPDFを保存したいフォルダを指定します。
ただ、なぜかファイルを初めて実際に保存するときにはこの設定が反映されておらず再度保存先を入力する必要があります。
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この画面からファイル名の設定を行います。
ここはさして重要ではないのでデフォルトのままでも構いません。
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次に一番重要な読み取りモードの設定です。
下記は私の設定例ですが、自炊であればこれで良いと思います。
画質がエクセレントだとファイルサイズが大きくなりすぎるので、大事な書籍だけエクセレントにする等の使い分けでもいいかもしれません。
また、カラーであることが重要な書籍の場合にはカラーモードをカラーにしましょう。
「継続読み取りを有効にします」というのは、これをチェックしていないと一冊の本を複数回に分けて読み込んだ時に一回ごとに別のファイルとして扱われてしまいます。
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ここからオプションも設定します。
私の場合には全ての補正を外しています。
特に自炊の場合には、傾きや向きを補正されたり白紙を削除されると困ることが多いので、全てチェックを外して良いと思います。
名刺やレシートを読むこむときはこれらの補正は有効でしょう。
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続いてファイル形式です。
自炊の場合にはやはりPDFが便利です。
「検索可能なPDFにします」のチェックは外しておきましょう。
このチェックが入っているとOCR機能が働き、読み込みにすごく時間がかかってしまいます。
とりあえずスキャンはOCRなしで行なって、技術書などOCRが必要な物はあとからAcrobatで検索可能にするのでも良いと思います。
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原稿とファイルサイズの設定はデフォルトのままで良いと思います。
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これでScanSnapの設定は完了です。
画面の下にある「適用」ボタンを押して設定を保存します。

3. スキャン

いよいよスキャンを開始します。

最初にカウンタをチェックしましょう。
MacであればScanSnap Managerのアイコンを右クリックして出るメニューから「消耗品の管理」を選択するとチェックをすることができます。
これは最後にリセットしてからのスキャン枚数を知ることができます。
これが消耗パーツのリミットを超えていたらスキャンの前にパーツの交換が必要です。
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次に原稿をセットします。
一回にセットする原稿は50枚(100ページ)が上限です。
コミックスだとだいたい200ページ未満なので2回に分けることになります。

経験上、カラーのページと白黒のページを一緒に読み込むと重送が発生しやすいようです。
もっと言うと、紙質が違うページを一緒に読み込まないほうが良いようです。
コミックスなどで最初がカラーページなどの場合、それは単独で読み込むほうが良いでしょう。

スキャナに入れやすいように原稿を斜めにしておきます。
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スキャナの読み取り台にセットします。
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スキャナの読み取りボタンを押すと読み込みが始まります。
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全部読み込み終わると「継続読み取り」するか「読み取り終了」するかの選択画面が出てきます。
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続きがある場合には先に続きの原稿をセットします。
そしてスキャナのボタンを押すか、「継続読み取り」のボタンを押すと読み込みが始まります。
スキャナのボタンを押すほうが間違いがなくて良いと思います。
一冊完了の時は読み取り終了ボタンを押します。

「読み取り終了」を押すと読み取った内容をどうするか選択する画面が出てきます。
一番左にある「指定したフォルダに保存」を選択します。
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指定したフォルダに保存する画面が出てくるので、ファイル名やフォルダを指定します。
ここで最初の保存する際には、保存先フォルダになぜか先ほど設定画面から設定したフォルダが出てこないので改めて入力します。
一度フォルダを指定してあげると次回からは引き継がれます。
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4. 確認

スキャンしたファイルが問題ないか確認します。
S1500の場合重送チェックは優秀なので落丁が出ることはほとんどないですが、特定のページだけサイズが違っていることがたまにあります。
またスキャナの読み取り部分の掃除をしていないと、特に黒い画面で縦に線が入ることがあります。
複数回に分けて読み込みしている場合、途中から上下を逆に入れてしまっていることもたまにあります。

読み込んだファイルをAcrobatで開きます。
Acrobatのバージョンによっても違いますが、ページサムネイルモードにすると便利です。
一ページ一ページじっくり見なくても大丈夫なので、矢印キーを連打するなどしてざっと全ページをチェックします。
問題があるページがあった場合には、全部再スキャンしてもいいですし問題のページだけ再スキャンしてAcrobatでそのページを挿しこんでも良いです。

Acrobat Readerではページの削除や挿入はできません。
ちょっとお高いですが自炊をするなら(このあと説明する圧縮作業もあるので)Acrobatはほぼ必須です。
S1500だとWin版Mac版それぞれにAcrobat(Mac版はAcrobat Pro)が添付されているので良いのですが、iX500の場合にはMac版Acrobatは付属していないので注意が必要です。
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5. メンテナンス

一冊毎にやる必要はないですが、ある程度冊数を処理した毎にメンテナンスが必要です。

まず裁断ですが、切れ味が悪くなったと思ったら刃を交換します。
PK-513LとPK-513LNでは対処が違う(PK-513LNは刃の研磨ができない)ので注意が必要です。
このあたりは前回の[自炊道具編] 3000冊を自炊した経験によるオススメ7つ道具を紹介!を参照してください。

また裁断機の受け木も定期的にチェックしましょう。
受け木に入っている切れ目が深いようでしたら、受け木を回転させてあたらしい場所を使うようにします。
受け木は四面使えて、かつひっくり返すことで一面で二箇所使えるので、計八箇所つかえることになります。

次にスキャナです。
こちらのほうがよりこまめなメンテナンスが必要です。
裁断した紙は端に紙の粉が付いているため、読み込みする毎にスキャナの読み取り面のガラスにその粉が付着していきます。
一冊毎に掃除する必要はないですが、10冊読み込み程度毎に掃除してあげるなどしましょう。
もしくはスキャン後の確認で縦線が入っていたら都度掃除をしてあげるようにします。
汚れるペースは紙質によってもかなり変わってきます。

私の場合にはScanSnapの純正のクリーニングワイプを使ってガラスを拭くようにしています。
ScanSnapには色々なクリーニング用品がありますが、3000冊自炊してもまだクリーニングワイプしか使ったことがないので、これだけあれば充分ではないでしょうか。
またスキャナの各種ローラーや超音波センサーも汚れていくのでこちらも掃除をするようにします。



ローラーはそのままでは見えている部分しか掃除できないので、以下の方法でローラーを回転させて掃除します。
S1500の場合、スキャナのADFカバーを開いてローラーなどを露出させた状態でスキャンボタンを3秒間長押しします。
続いてスキャンボタンを短押しする毎に、各種ローラーが1/6ずつ回転します。
ローラーにクリーニングワイプを当てた状態でスキャンボタンを押していけば、ローラー全体をクリーニングすることができます。

スキャナのクリーニング方法は取扱説明書に詳しく説明されているので、そちらも参照してください。

6. 圧縮

AcrobatにはPDFを圧縮する機能が付いています。
コミックスの場合だいたい1/3くらいまでサイズを小さくすることが可能です。
複数ファイルをいっきに圧縮することができるので、大量に自炊をした後に一気に圧縮しておくと便利です。
Acrobatのバージョンによって圧縮するための操作はかなり異なるので、持っているAcrobatのマニュアルやメニューを確認して圧縮すると、タブレットなどに入れられる冊数が増えます。
もちろん、オリジナルはそのまま残しておいて、圧縮したPDFは別のフォルダに保存するほうが良いでしょう。



以上で自炊作業編はおしまいです。
せっかく買った本を自炊するのですから、失敗の無いようにうまくやりたいものです。
自炊は本をカッターで切ったり裁断したりと、ちょっと本が可哀想な面もありますが、私の場合には自炊してiPadなどで持ち歩くようになって読む頻度が増えたので、結果として良かったと思っています。
本は読んでこそ価値があるものですしね。





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※追記 [自炊作業編] 3000冊を自炊した経験によるオススメ手順完全保存版!を書きました。(12/14)

私の家にはマンガと小説と書籍が3000冊くらいありました。
これを1年かけて全部PDFにしました。
壁一面を占めていた本が今では300GBのデータです。

さすがに3000冊を自炊するといろいろなノウハウが溜まります。
10冊や100冊の自炊では気づかない点もいろいろ出てきます。
今日はまず自炊に必要な道具について紹介してみたいと思います。

1. スキャナ

まずはなんといってもスキャナです。
私はScanSnap S1500を使っていますがやはりこれが一番定番だと思います。
そして明日にはScanSnapの新機種、iX500が発売されますね。
今から買うならやはりiX500のほうが良さそうです。
ただ、現時点でまだAmazonにはWin版はありますがMac版がないようです。
iX500はS1500と違ってWin版とMac版という違いはないようですが、Mac版Acrobatが付かなくなったようです。

私はMacなのでMac版ScanSnap S1500を買いました。
Win版とMac版はスキャナ自体は全く同じで添付ソフトが違います。
自炊用途だと名刺や家計簿ソフトはさして重要ではないですが、Adobe AcrobatのWin版かMac版かは重要です。
Acrobatを既に持っている人だと、どちらでもいいということになります。
ちなみにS1500の場合、Win版はAcrobat X Standardが、Mac版はAcrobat 9 Proが添付されています。

もしiX500を買う場合、Win版とMac版で添付ソフトがどう違うのか、チェックしてから購入したほうが良いでしょう。



2. スキャナ交換パーツ

S1500には消耗品パーツが2つあります。
一つはパッドユニット、もう一つはピックローラユニットです。
パッドユニットは5万枚、ピックローラユニットは10万枚毎に交換する必要があります。
ScanSnapのスキャナアプリにはカウンタが付いているので、定期的にカウンタをチェックすれば交換時期がわかります。

経験から言うと、実際5万枚でパッドはほとんど擦り切れてなくなってしまいます。
ある時随分スキャナの重複読み込みが多いな、と思ったらカウンタをチェックし忘れていて5万枚を超えていたことがありました。
ローラは見た目では新品と10万枚使用したものであまり違いがわかりませんが、こちらもちゃんと交換したほうが良いでしょう。

また、iX500では消耗品パーツの寿命が長いです。
ランニングコストを考えるとこれは嬉しいアップデートですね。

ScanSnapの消耗品パーツはPFUのサイトからも購入できます。
Amazonで在庫が無ければPFUのサイトもチェックすると良いでしょう。



3. 裁断機

スキャナと並んで重要なのが裁断機です。
自炊の冊数が少なければ刃とレバーが一本の棒になっている学校にあるような裁断機でもいいかもしれませんが、大量にやるなら刃が平行に降りてくるタイプがおすすめです。
そして大量に自炊をする場合、こちらもPLUSのPK-513シリーズが唯一の選択肢ではないでしょうか。
PK-513にはPK-513Lというロングセラーモデルがあってこちらをずっと使っていましたが、今年になってPK-513LNというニューモデルが発売されたので買い換えました。

この2つのモデルの違いは替刃です。
数百冊裁断すると刃の切れ味が悪くなってきます。
PK-513Lの場合、替刃が高いです。
定価で2万円、Amazonで1.5万円くらいします。
数百冊毎にこの出費は痛いですね。
ちゃんと考える人はいるもので、1万円で研磨してくれるサービスなどもあったりします。
1.5万で毎回買って刃を捨てるよりはお得です。

ところがPK-513LNは専用替刃が定価12600円、Amazonだと9000円くらいです。
ただしこちらは研磨は出来なくて、毎回使い捨てです。
刃を研磨するほうがエコだと思うのですが、ずっと使っていた研磨業者が最近急に対応が悪くなってしまったために、やむなくPK-513LNに買い換えました。

私の場合、だいたい700-800冊毎に刃を研磨に出していました。
説明書には100枚で2000回とありますが、単行本のコミックスがだいたい100枚くらい、文庫や書籍は1冊を複数回に分けて切るため、1000冊くらいが目安ではないでしょうか。



4. 裁断機交換パーツ

ということで次に裁断機の替刃です。
といっても前述したように1000冊未満くらいだと替刃はいらないかもしれません。
ザクザク裁断していると、そのうちだんだん切れ味が落ちてきます。
切れ味が落ちてくると作業効率も悪くなるし、そもそも本の切れ目がカーブしてくるようになるので、刃を替えてあげましょう。

またPK-513L、PK-513LNともに受け木というパーツがあります。
これは刃を受け止めるための木のパーツです。
木なので、たくさん切っているとだんだん傷んできます。
この受け木は4面あって、しかも一つの面を上下ひっくり返して使えるので、合計で8回までは刃を受け止める場所を変更することができます。
数百冊切ると結構痛むので、そうしたら受け木の場所を変えてあげましょう。
そして8箇所全部使いきってしまったら、こちらも交換する必要があります。
受け木が傷んだ状態で裁断をしていると、刃が早く劣化してしまうと説明書に書いてあります。

一箇所300回が目安だそうなので一本の受け木で2400回、一冊を複数回に分けて切るケースもあるので1000-1500冊くらいで使い切るのではないでしょうか。
ですので受け木も1000冊未満の自炊であれば、交換は不要だと思います。
ちなみにPK-513LとPK-513LNでは受け木のパーツも違うので注意が必要です。



5. カッター

次に必要なのはカッターです。
PK-513L(N)はだいたい普通の単行本のコミックスがギリギリ一回で切れるくらいです。
厚い文庫や書籍だと一回では裁断できません。
そういう場合にはカッターで100枚位毎に本を分解して上げる必要があります。
分解はちょっとコツがいるので、これは「自炊作業編」で紹介したいと思います。
私の場合は、PLUSのCU-005というモデルを使用しています。
本を切るのは結構大変なので、あまり刃やグリップが細いタイプは向かないと思います。



6. カッターマット

一冊100枚、つまり200ページを超えた本はカッターで切る必要があるので、結構な頻度でカッターを使うことになります。
そうなるとカッターマットがあるほうがいいでしょう。
私はカッターマットはPLUSのCS-A3というA3サイズを使っています。
文庫やハードカバーの本しか切らないならA4サイズでもいいかもしれません。
雑誌やムックも自炊するとなるとA3のほうが良いと思います。



7. 定規

定規も自炊には欠かせません。
カッターを使う時ではなく、本の幅を測るために必要です。
単行本コミックスでも出版社によって5mmくらいはサイズが違います。
私の場合には、横幅からマイナス3mmした長さをPK-513LNのガイドでセットして裁断しています。
本の横幅を測るためなので、定規はそれほどこだわりはいらないかもしれません。
私はコクヨのTZ-1343というモデルを使っています。



とまあ今回は自炊の7つ道具を紹介してみました。
「7つ道具」とか書くといかにも狙ったブログ記事みたいですがたまにはいいかとw
もちろんあとPCも必要です!
近いうちに「自炊作業編」も書いてみたいと思います。

Dropboxで劇的に作業環境が変わった件であんまりはてブつきすぎてビックリしましたw
途中で独自ドメインに変更してしまったので分散してしまったけどそれでも300とか行きました。

その記事の中でちょっと触れた1Passwordの件について書いてみます。

以前は私はパスワードを4種類くらいの使い分けで済ましていました。
* まあバレてもそんなに仮サインアップとかフリーのwebサービス用
* 決済がからむECサイトとか用
* 銀行やカードのようなまさにお金がからむ用
* システム管理用
です。
とはいえ、フリーのwebサービスのパスワードも最近はバレると困るかなというケースが増えていました。
たとえばTwitterやfacebookのアカウントが取られたら結構困りますよね。
それに最近は個人情報やパスワードの流出事件が結構起きていたので、どこかのサイトでパスワード流出したら同種のパスワードつかっているサービスは危ないなーということもあり。
なにかいいパスワード管理ソフトないかなーと投稿したところ、仁さんから1Passwordをオススメされました。
仁さんはたとえばフォトストレージにRevelをオススメしてきたりと結構マニアックなので、半信半疑でチェックしてみたら、これがなかなか良さそうかつメジャーっぽい。
基本、サービスやソフトは一番メジャーなものを使う主義なのです。
そのほうがディスコンになりずらいし、検証もよりされているし。
まあOSはOS Xですがねww

購入する方法は1PasswordのサイトからとMac App Storeからの2経路あるみたいだけど、ここは再インストールとかライセンス管理の楽さからMac App Storeを選択(そしてこれがちょっとした制約に)。
セットアップとかは特に難しいことはなく、Dropboxとの連携も楽々でした。
そして200以上あるサイトのパスワードをランダムパスワード生成機能を使って全部個別のランダムパスワード化していきます。
まあ若干大変でしたが、基本はOS Xのkeychainの内容をみてサイトを順にアクセスしていく地味な作業をコツコツ行いました。
keychainに入ってないサイトは後日気づいた時点で順に、という感じです。
このランダムパスワード生成がよくできていて、文字数はもちろん、記号をいれるかどうか、紛らわしい文字を入れるかどうか、数字の個数、記号の個数まで指定できます。
サイトによっては数字を何個以上入れること、記号を含むこと、逆に記号は禁止などいろいろなルールがあるため、これは実に便利でした。

そして私はメインブラウザがChromeなのでChrome拡張機能もインストールします。
デフォルトだとはじかれるため、ウィンドウ→拡張機能を開いてダウンロードした拡張機能ファイルをドラッグアンドドロップすればOKです。
拡張機能を入れておくと、ログインするときに右クリック(もしくは2本指タップ)から1Password→Fill Login→サイト名をいれれば補完されます。
例えばGmail、Google Apps会社、Google Apps個人など複数あるケースでも複数リストアップされた中から選択すればOKです。
Fill Loginで出る候補はログイン画面のドメインで決定されている感じですが、もしマッチしていない画面でも1Passwordアプリを開けばパスワードコピーボタンがあるのでコピペで入力できます。
ブラウザではなくてアプリでパスワードを入力するときも基本このパスワードコピー機能を使います。
またクリップボードにコピーしたパスワードは指定した秒数で消去させることも可能です。
これまでにほぼ全てのサイトのパスワードを全部別のランダムパスワードにしたため、もう流出しても被害は最小限に抑えられます。

そしてここまではまだ良さの半分にしか過ぎません。
1PasswordはDropbox連携できるのがその良さの真骨頂です。
このため仕事用MBA、自宅用Mac mini、iPhone、iPadのどこかで新しいパスワードを登録、もしくは既存のパスワードを変更した場合すぐに全デバイスでパスワードがアップデートされます。
これがもう超絶便利です。
まあ大体パスワードを新規で作成したり変更するのはMacでやるわけですがそれがすぐにiPhoneとかに取り込めるというのはもう最高です。
これが独立した管理だったとしたらここまで魅力を感じなかったと思います。
しかも1Passwordのファイルは私の場合200サイトくらいで5MBとかなので、Dropboxの無料版でも充分カバーできます。

使っていて注意する点がいくつかあったのでそれについても書いてみます。
まずMac App Store経由で買った場合、Dropbox連携するとそのファイルの置き場所は~/Dropbox/1Password/1Password.agilekeychainに限定されます
Dropbox自体は~/Dropbox以外のフォルダも選べますがこの場合には~/Dropbox以下にシンボリックリンクを貼るなどしないといけません。
また、OSをクリーンインストールしたり新しくマシンをゲットして1Passwordを新規インストールする場合、手順を間違えると1Passwordのファイルが上書きされて空っぽになってしまいます。
Dropboxの履歴機能とかで戻すこともできますが、1Password.agilekeychainは実際にはフォルダでその下にサイト毎のファイルにわかれているため、全部手で戻すのは結構面倒くさいです。
ですので既に1Passwordをつかっていて、新規で1Passwordのセットアップをする場合には、1Password.agliekeychainのバックアップをとっておくほうが楽です。
バックアップといっても~/Downloadsあたりにファイルをコピーしておけばいいだけです。
無事セットアップが終わったら削除しましょう。
あと、Dropbox連携するとマスターパスワードも一緒に同期されます。
最初に連携して同期したとき、そのデバイスでマスターパスワードを設定していないのに要求されて「???」となりましたw
最後に注意する点ではないのですが不便な点として、たまにコピペではパスワードが入力できないサイトがあります。
iPhoneの1Passwordの場合、パスワード目視ができるのですがOS Xの場合にはできません。
このためパスワードを一旦どこかにコピペしたのを目視して入力するのがちょっと面倒です。
OS X上の1Passwordにもたとえば一時的にパスワード目視するオプションがあるといいですね。

と今回は1PasswordとDropboxを連携させるとどれだけ便利か紹介してみました。
ちなみに私の場合新規OS X環境で最初に入れるのがChrome、次がDropbox、次が1Passwordです。

学生時代から作業環境についてはそれなりにこだわりがある方でした。
概してエンジニアというのはそういう傾向が強いかもしれません。

「すべてをメールに一元化」という記事に登場したこともありました。
たしかにこの頃はなんでもかんでもメールに集約していました。
メールが自分のグローバルストレージだったんですね。

それから6年がすぎて、いろいろ環境も変わりました。
一番大きかったのは10年来愛用していたMewをやめたことです。
すべてをメールに一元化できていたのもMewがあったからこそ、とも言えます。
今はメールはGmail(Google Apps)にしていますが、今でも見落としがたまに発生します。
Mewのほうがinbox zeroが容易に可能な気がします。
なので一日一度は to:zaki でメール検索をしてチェックしています。
to:zaki でない大事なメールは見落としているかもしれませんね。。。

なぜメールに一元化していたかというと「それなりに可用性が高い一箇所にまとめておきたい」という気持ちが強いためです。
これはもう個人的な好みとしか言いようが無いですが。
そのためDropboxを始めとするクラウドストレージは前から興味がありました。
2年ほど前にDropboxをちょっと試しで使ってみたところ「遅くて使い物にならん」というのが正直な感想でした。
また当時はiPhotoのライブラリを置くとsymlinkが実体化されて容量を倍近く食うという情報もあって、イマイチ感が強かったのは否めません。
なので一時的にfirestorageなどを使うことはあってもクラウドストレージは使っていませんでした。

少し前にGoogle Driveが発表されたとき「これは本命が来たか」と思いました。
バイト単価もDropboxの半額でしたし。
それでGoogle Driveを使ってみたところ、やっぱり遅い上にクライアントがかなりの頻度で固まります。
「まだまだ実用化レベルじゃないか。。。」と思ったのですがそのときふと「もっかいDropbox試してみよう」と思ったのです。
そしてDropboxを使ってみたら、以前と比べ物にならないくらい速い!
大量のファイルを同期しても全く固まらない!
Dropboxは自分にとって充分実用解になっていたのです。
色々計算すると置きたいものの総容量は500GBくらいでした。
Dropbox Pro(有料版サービス)は最高が500GBです。
ところがその上にDropbox for Teamsというさらにハイグレードなメニューがあるということを @yamaji からちょうど聞いたばかりだったので迷わずDropbox for Teamsを申し込みして1TBの契約をしました。
ちなみにProは500GBで$500/年、for Teamsは1TBで$795/年なので、こちらのほうが単価もお得なのです。

同期するには一週間くらいかかりましたが、すべてをDropboxに突っ込んだあとの快適さといったらこれはもう一言では言い表せません。
私の作業環境は全部Macで、会社固定のMac mini、自宅固定のMac mini、持ち歩き用のMacBook Airがあります。
各マシンで必要なフォルダだけをDropboxと同期しています。
たとえば1Password(こちらも超絶便利ですがそれはまた別エントリで)は全マシンで、Miscellaneousという名前の仕事用フォルダ(ネーミングが。。。)は会社のminiと持ち歩きAirで、iTunesと写真はAirで、自炊したPDFは自宅miniでという感じです。
こうすると必要なものは全部各マシンの /Users/zaki/Dropbox に存在し、他のフォルダには一切ないために、いつでもマシンをクリーンインストールできます。
おおげさではなくいまこの記事を書いているminiをクリーンインストールしても全く困りませんw
その上で各マシンはTimeMachineでバックアップしているので、もし万が一Dropboxのクラウド環境が全部吹っ飛んでも大丈夫です。
つまりデータは
1. マシンの /Users/zaki/Dropbox
2. TimeMachine
3. Dropboxクラウド
で三重化されていることになります。
しかもDropboxには履歴復元機能まであります。
もし手元のファイルをうっかり上書きしてしまっても、TimeMachineの履歴からでもDropboxの履歴からでも戻すことができます。

重要なのは「各マシンで必要なフォルダを部分的に同期」できるという点だと思います。
実は前述の3台のマシンはそれぞれ完全同期できるだけの容量がありません。
完全なデータセットはDropboxに置いておき、必要な場所だけ同期するということでマシンのHDDの容量は最適化されています。
ちなみにGoogle Driveはまだサブフォルダを選択しての同期はできないのでそういう意味でもDropboxのほうが現時点では優れています。

Dropbox化することで可用性もアップし、環境の効率も向上しました。
さらにさらに1Passwordとの連携やGoodReaderとの連携などの便利さももちろんあるのですが、とりあえず今日はDropboxの便利さについて書いてみました。
ステマでもなんでもないですよw

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